© NPO法人 ふくしま30年プロジェクト All rights reserved.

自然からの恩恵の大切さ - 山形保養 –
弊法人の「こどもの自然体験と交流」事業として協力しているのが「パルシステム毎週末山形保養」です。この保養には、赤ちゃんからおばあちゃんまで参加しており、家族でのんびりゆったりしてもらうことを主眼において企画しています。山形県川西町の自然の中で、子どもたちは伸び伸びと遊び、大人はのんびりと過ごすというのが定番の風景となっています。
参加者アンケートでは、「安心して食事を口にすることができた」、「みんなで作った食事がおいしかった」、「自然の中で山菜とり、虫さがし、BBQなど、家では味わえないことがここで体験できて、子どもの教育に良いと思いました」などの回答がありました。
この保養事業はパルシステム会員からの寄付で運営しています。先に述べたように弊法人も送迎や料理、子どもの相手などで協力しています。また、地元の子どもが遊び名人となって虫取りを一緒にしたり、大人は山菜料理の差し入れや餅つきをして振る舞ってくれたり、たくさんの協力のうえで運営されています。その結果、今年度は年間8回 延べ186人の参加がありました。
原発事故の影響で福島では子どもと自然のあいだに距離ができてしまいましたが、子どもは自然のなかで育まれるものです。川西町のように放射線の影響が少ない環境であれば、子どもは本来の姿に戻れます。そのために、今後も山形での保養を大切にして、継続していきたいと思います。
(しみずよしひろ)

【告知】1月28日開催オンラインセミナー「原発災害と研究者 -チョルノブィリ原発事故(ウクライナ)の研究者が見つめた日本の原発災害-」
ロシアのウクライナ軍事侵攻により、ニュースでチョルノブィリ(チェルノブイリ)原発の名称が流れ、あらためて、かの原発がウクライナに所在すること…

【告知】12月17日開催「東日本大震災・原子力災害伝承館/とみおかアーカイブ・ミュージアム」日帰り見学ツアー
NPO法人ふくしま30年プロジェクトは2022年12月17日(土)に、「東日本大震災・原子力災害伝承館」及び「とみおかアーカイブ・ミュージア…

【告知】オンラインセミナー「原発事故とジェンダー 誰が事故の被害を語ることができるのか」
下記リンク先では、地域の声を把握するためには世帯単位の「戸」ではなく、個人単位の「個」へのアンケートの必要性についての論考が述べられています…