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20132/8

山田先生講演会まとめ

「子どもたちを放射能から守るために」と題して、山田真先生の講演会が行われました。
講演では、医療訴訟や環境問題の訴訟についての話の中で、訴訟になった際に、記録や資料を保存しておくことが重要である。

放射能に特有の病気はないため、病気の原因の実証や、因果関係の立証が極めて難しいとのことでした。
県民健康調査等も、証拠となるそうです。
また、放射能の被害は、丁寧に看ていかないと見過ごしてしまうので、親が子どもの成長記録や健康記録をまとめておくことが必要です。

健康相談会では、そのために生活手帳を参加の皆さんに配布しています。

 
甲状腺のエコー検査のについては、のう胞は人体の中にたくさんあるので、あまり心配しすぎなくてよいが、
結節はより注意してみていくようにする。
小児科を40年やっているが、甲状腺がんは見たことが無く、100万人に1例か、それ以下で、子どもの甲状腺がんは一例でも異例です。

この講演で皆さんの心に響いた言葉は、「不安でいい」ではなかったでしょうか?

私たちは、低線量被曝という未知の体験をしています。体験したことのないことに向きあうには不安が伴うのは
とてもあたりまえのことですよね。
不安を無くすのではなく、不安と向きあっている私たちに寄り添ってくれる先生が居てくれる。
そう実感した時間でした。

(やまきみゆき)

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