お米測定プロジェクトの測定数も玄米、精米合わせて100を超えましたので少しまとめてみました。
 

 
まずは玄米です。 青のラインは福島県産、赤のラインは県外産です。
上のグラフで横軸の番号は単純に数えるためだけの順番で、左から高い順に並べています。
また、不検出の物は検出限界以下として上のグラフのカウントに入れていません。
不検出もNaIシンチレーターとゲルマニウム半導体検出器の物とがあります。
厳密にはNaIシンチレーターで不検出だった物でもゲルマニウム半導体検出器では検出する物があるはずですが 一括して検出限界以下という扱いでカウントに入れませんでした。

福島県内と各市の中央値と最大値は下の表になります。

 
福島県全体では3.54Bq/kgが中央値となり、各市に分けると福島市が5.39Bq/kgと最も高くなっています。これは検体が一番多いので結果的に高くなっただけとも考えられますが、ちょうどドーナッツ状に福島市周辺、隣接部の方が低いのでこの傾向は数が増えても変わらないかもしれません。そして、二本松市は中央値が福島市の半分以下なので、より一段低い印象です。

次に精米です。
当たり前ですが精米も玄米と同じ傾向です。

 
まだ途中ですが、福島市の小中学校の米飯給食が福島市産に切り替った結果だいたいこれくらいの数値のお米が使われていると考えられます。
数値としては精米だけの方は検体数が少ないので割愛して玄米の方だけで見ていくと、
玄米：     5.39Bq/kg

精米にすると4割に減りますので
精米：     2.16Bq/kg

ご飯にして4分の1になると
ご飯：     0.54Bq/kg

だいたい、これくらいの数値の物が提供されているのかもしれません。

(あべひろみ)
 
[2月12日 17:35加筆]