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【告知】オンラインセミナー「福島第一原発事故の教訓を伝える」
原発事故の教訓を継承する施設としての
東日本大震災・原子力災害伝承館の役割とは?
事故の教訓をどう伝え、生かしていくべきか。
2020 年9 月に開館した「東日本大震災・原子力災害伝承館」は、下記、河北新報の記事にあるように、その展示内容について大きな議論を呼びました。
対応の失敗や反省、ほとんど触れず 開館1カ月の原子力災害伝承館、福島大准教授が指摘 | 河北新報オンラインニュース
https://t.co/KM5fIVHQCO— ふくしま30年プロジェクト (@info_fukushima) October 17, 2021
そして、後藤忍准教授(福島大学)は弊法人主催の講演会において、ウクライナにあるチェルノブイリ博物館を訪問して、原発事故の教訓を記録・継承するためには公共施設の展示を改善していくとともに、そこでは必ずしも取り上げられない、市民視点の取り組みを継続していくことにこそ重要な役割があると指摘しています。
この指摘に代表されるような批判が集まったことで、「東日本大震災・原子力災害伝承館」では写真パネルのみだった「原子力明るい未来のエネルギー」の看板を実物の展示へと切り替え、一部の展示物の説明についての見直しも行われました。また、いわき市常磐湯本町に民間の施設として「原子力災害考証館 furusato」が開館し、そこでの展示物は地に足のついた市民視点のものとなっています。
徐々に公営、私営の伝承施設が整備されつつありますが、新型コロナ感染症の災禍が続くなかで現地へ訪問することが難しくなり、原発事故の風化が進んでいるのも事実です。今後、そのなかで事故の教訓をどう伝え、生かしていくべきか? あらためて、後藤忍准教授に解説していただきます。
「福島第一原発事故の教訓を伝える」
講師:後藤 忍 さん
(国立大学法人 福島大学 共生システム理工学類 准教授)
日時:11月21日(日) 13時~16時
開催形式:オンライン (Zoom使用)
参加費:無料(要申込)
《主催・問い合わせ》
認定NPO法人ふくしま30年プロジェクト
お申込みは下記リンク先の申込フォームよりお願いします。
チラシはこちら
後藤 忍さん プロフィール
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