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東日本大震災支援 土田英順 チャリティコンサートat福島 4月25日~29日
北海道在住の土田英順さんによる「東日本大震災支援 土田英順 チャリティコンサート」が福島市を中心に県北地域で4月25日(月)から29日(金)にかけて行われました。その中で弊法人は25日と29日のコンサートを主催しました。
日にち | 曜日 | 時間 | 会場 | 主催 |
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2016/4/25 | 月 | 18:00~19:30 | アオウゼ多目的ホール | NPO法人 ふくしま30年プロジェクト |
2016/4/26 | 火 | 18:00~19:30 | 小国地区交流館 (旧小国ふれあいセンター) | 放射能からきれいな小国を取り戻す会 |
2016/4/27 | 水 | 10:00~10:30 | さくら保育園 | 社会福祉法人わたり福祉会 |
14:30~15:30 | さわやかアイリス | 特別養護老人 さわやかアイリス |
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2016/4/28 | 木 | 10:30~11:30 | 伊達市立小国小学校 | 伊達市立小国小学校 |
2016/4/29 | 金 | 11:00~12:30 | 道の駅ふくしま東和 ガーデン体験室 | NPO法人 ふくしま30年プロジェクト |
土田さんは福島に入られる前に宮城県大崎市、山元町でコンサートを行っていて、それを足すと7日間で9回というハードスケジュールでした。土田さんはこの事についてブログ「ボストンバッグにチェロと酒」の5月3日に、「疲労は覚悟の上」と記されています。
25日のアオウゼでのコンサートは多目的ホールで行いましたが、昨年のコンサート会場『福島市古関裕而記念館』に負けず劣らず音響が良い会場で、チェロの音色の広がりが何とも心地よく感じられました。土田さんの演奏に、スタッフながら聴衆の一人として聴き入り1時間15分という時間があっという間に過ぎていきました。
今回は前回の会場と違い、募金と土田さんのCD、本の販売も行いました。募金は「じいたん子ども基金」へ、CDと本の売上はチャリティコンサートの活動資金(交通費や宿泊費)となります。土田さんの演奏とトークの上手さに、コンサート後の募金と物販販売も盛況でした。購入された皆さんへのサインもあり、参加された方も充実したコンサートであったと思われます。
29日は二本松市にある「道の駅ふくしま東和ガーデン体験室」で行いました。告知についてはNPO法人ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会の事務局に協力していただいたこともあり、こちらの会場も参加者でいっぱいになるほどでした。また、この日のコンサートは福島民報と福島民友の取材もあり、後日両紙に掲載されました。
他、霊山町小国で「放射能からきれいな小国を取り戻す会」主催で行われたコンサートも会場が満員で、土田さんのトークに対する反応もよく、今回行われたコンサートの中で最も盛り上がった会でした。
土田さんは、さくら保育園や小国小学校の子どもたちへはコンサートの演奏以外に、画用紙やハーモニカのプレゼントもしてくださいました。特に小国小学校では、子どもたちがいただいたハーモニカを嬉しそうに吹く姿を見ることができました。私たちが普段活動している中では体験できない場面に、音楽の持つ素晴らしい力を再確認しました。
さわやかアイリスでは聴衆が高齢者と子どもということで、土田さんは童謡を中心に演奏されていました。その懐かしいメロディーに、自然と手拍子をされる方もいらっしゃいました。
土田さんは今回、このコンサート以外にも飯舘村や南相馬市小高区、国道六号線の見学も行い、非常にハードなスケジュールをこなされました。このような現地視察は他の被災地でも行っているそうで、仮設住宅に1週間泊まったこともあるそうです。それが、土田さんの支援のモチベーションになり、チェロの演奏へと反映されているのかもしれません。
土田さんはすでに今年後半までのスケジュールが決まっているそうですが、タイミングが合うところで、また福島での演奏をお願いしたいと考えています。
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