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福島市の学校給食用米飯
年明け1月から福島市内の学校給食用の米が市内産に切り替わるそうです。全袋検査を含めて5回測定するという事ですが検出限界Cs合算20Bq/kgで3回測定、Cs合算10Bq/kgで1回測定という事です。上の図はCRMS福島で測定した今年度産の玄米、精米の測定値です。昨年に比べるとJAや行政の検査体制が整った為ここでの測定数が10分の一近くに減っていますので福島市全域のデータとなっていません。ごく一部の参考例と見てもらうしかありませんが、合算20Bq/kg以下でもこれくらいは含有しているというのはわかると思います。これを高いとみるか低いとみるかはそれぞれですが、ND(不検出)というのは「0」では無いという事はわかると思います。そして合算19Bq/kgと合算2Bq/kgでは開きがあります。お米は主食であり、食べる量は他の食材とは違います。 同じ合算20Bq/kgでも、食べ盛りでご飯を一日500g以上食べていれば半分の10Bq/kgを体内に取り込む事になります。白菜やホウレンソウが同じ合算20Bq/kgだとしても食べる量はご飯には到底及びませんので、それら副食とは別と考えるべきです。せめて主食については水と同じ基準にすべきと個人的には思いますし、今回の給食用のお米にしても給食センターで使用する測定器「AT1320A」であれば検出限界以下の数値も参考値として出すのですから、検出限界以下の中でも出来るだけ低い物を提供すべきではないでしょうか?。 最後にICRPが出している体内に取り込まれたCsがどのように蓄積していくか、排出されていくかの資料を上げておきます。
(あべひろみ)
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