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野生のきのこ

201212/23

野生キノコは汚染地域に限らず注意

12月18日付朝日新聞に「野生キノコにセシウム 福島に無関係?」という記事が載りました。
かいつまんで言うと、Cs-137のみが検出するキノコは今回の第一原発由来の汚染ではなく大気圏内核実験や
チェルノブイリ由来の汚染だろうという事です。
そして今まではそれについての出荷制限が無かったので、採取に行ったり出荷された物で知らず知らずのうち に
Csに汚染されたキノコを食べていたかもしれない。

上の記事にもあるようにCs-134の半減期は2.06年なので、今もどんどん物理的に減っていっています。
今回の事故でのCsの放出比率はほぼ1対1と言われていますので、2012年12月23日ですと1対0.57になります。
Cs-137は半減期30.1年ですから0.6%しか減衰しておらずほとんど変わりませんが、
Cs-134は45%も減衰しておりもうすぐ当初の半分になります。
最近「お買いものプロジェクト」で測った「菌床生しいたけ 」や「ハナイグチ 」は、ほぼこの比率で測定の数値が出ました。

しかし、記事のように比率が全く合わないキノコも既に測定していました。
今年の3月下旬に流通品の乾燥椎茸を測定したのですがCs-137のみ検出したのです。
次にあげる結果がそれです。

袋の表記を信用すれば日本産なのですが、当時は「中国から輸入したんじゃないの?」と冗談が出ていました。
真相はこういう事なのでしょうか?
ハナイグチ 」のように直売所で今の基準値を越えた物が販売されている訳ですし
物によっては相当数値の高い物が販売されていたかもしれませんね。
キノコは本当にCsを取り込みやすく、まさに他の食物とは桁が違います。
いわゆる、早川MAPで汚染が認められない地域も注意した方がいいようです。
(あべひろみ)

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