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どうしたんだ!?福島民友
今日の福島民友の2面は衆議院原子力問題特別委員会での、元国会事故調査委員への参考人聴取の大特集となっています。
その上、福島民報をはじめ他新聞では「収束していない」を見出しにしているのですが何故か福島民友では崎山さんの閾値なし直線モデルにフォーカスした記事になっています。
この閾値なし直線モデルを福島県内マスコミが取り上げたのは初めてではないでしょうか?
この考え方は県内マスコミではご法度と思っていたので、今日は記事を見て我が目を疑いました。
ただ、記者の目は崎山さんは一つの説を言っているという風にまとめていて、「過小評価と主張」の見出しにそれが表れているかと思います。
それと、「科学的議論進まず」も記者がミスリードを狙っている。
本文では崎山さんは政治、経済的理由で住民の健康安全をないがしろにしていると言っているのですが科学の議論に話がすり替えられています。
それは置いておいても、崎山さんにフォーカスした記事を中心に持ってくるという事は福島民報(ベクレルの嘆きが顕著)とは反対の位置をとる事になります。
民友はこれからもこの路線を選択し続けるのでしょうか?
今までも甲状腺検査の発表等、福島民報とは一線を画していましたので、こうなったらいっそのことこのまま振り切れてくれよとも思います。
個人的に両紙を読み比べるのが楽しみですので今後も福島県(庁)への批判を含めて民友にはこの路線でお願いしたいものです。
(あべひろみ)
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