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女子中学生が言ったこと
『うちらはもう放射能気にしてないよ』
そう言って 一呼吸おいて
『 あッ 気にしてるときと、気にしてないときがあるかな。』
と、付け足した。
保養に参加しているのだから、心の奥底では 少しは気になっているのだろう か 。
なんにせよ
少しの間だけでも
線量の低い地域に行くことは成長期の子供たちにとって必要である。
知人に、数日間の保養で意味があるのかと聞かれ
『 私は、ある意味日焼けと一緒だと思ってるよ。
毎日ビーチで肌を焼くのと、数日間休ませるのでは違うのでは?』
と、答えている。
この見解は厳密にいえば正しくないかもしれない。
でも、説得力があるらしい。
あんまり難しく言うと、聞きたくないモード突入になる。
私もその一人だ。
お世話になった保養団体をはじめ
どこも時間経過をはじめとする意識の薄さでいろいろな意味で大変である。
私はいつまでも保養にくっついていきたいなあ。
出会うはずのなかった人たちと会えるのが本当に楽しい。
信頼を得て
こどもたちの放射能に関する精神的なフォローをしたいと思うのは
もしかしたら大人のエゴなのかもしれない。
そんな堅いものではなくて
こどもの中に入って
こどもになっていくことが望まれているのでは
などと思った春休みの保養でした。
e えみこ
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