© NPO法人 ふくしま30年プロジェクト All rights reserved.
日米高校生のスタディツアー
東北の被災3県で活躍している女性たちが集まり、課題に対してソリューションを考えるプログラムとして、グラスルーツアカデミー(旧 国際地域女性アカデミー)があります。前回、私が参加したときに通訳として参加してくれた友人のSoshaからの繋がりで、8月12日にスタディツアーの高校生たちを迎えました。
TOMODACHI 米日ユース交流プログラム
(U.S.-Japan Youth Exchange)
http://usjapantomodachi.org/ja/programs-activities/tomodachi-u-s-japan-youth-exchange-program/
交流プログラムの東北ツアー最終日として、【ふくしま30年プロジェクト】と【CHANNEL SQUARE】を見学することになり、その際に福島の現状をお話しさせていただきました。
参加者は、アメリカ:ワシントンD.C.からと、日本:関東、東北の高校生たちです。
まずは【CHANNEL SQUARE】のインドアパークを体験!
「トライしてみる?」と聞くと、アメリカの学生たちはヒャッホ〜♪って感じで飛び乗る!
日本の学生に比べると、とても積極的でした。
その後、カフェでランチをしてから、福島第1原子力発電所事故〜放射能についての勉強会となりました。
小学生向けのワークショップで使用している紙芝居や◯✖️クイズも行い、後半には、彼・彼女たちから、かなり難しい質問も出てきました。
福島の行政や東電の対応について話すと
「それに対して訴訟はおこしたのか?」
放射能の身体への害について話すと
「自然放射線と今回の事故で放出した物との、身体への影響の違いは?」
何も知らないから、小学生レベルで話してと言われていたわりには、とてもハイレベルなワークショップになりました。
そして、ホールボディカウンター等の測定機器の見学や、実際に自分たちで屋外の空間線量を測り、線量が高い傾向にある場所を探す体験などもしました。
最後には、福島市内にある仮設住宅や汚染土壌置き場を見学。どこに行っても質問がたくさん出たし、熱心に話を聞いてくれました。
新幹線改札口がある福島駅西口までバスで送り、みんながありがとう!って。
いつ書いたのか、手紙までくれて。
とても、うれしく、その純粋な気持ちに感動する機会となりました。
【告知】1月28日開催オンラインセミナー「原発災害と研究者 -チョルノブィリ原発事故(ウクライナ)の研究者が見つめた日本の原発災害-」
ロシアのウクライナ軍事侵攻により、ニュースでチョルノブィリ(チェルノブイリ)原発の名称が流れ、あらためて、かの原発がウクライナに所在すること…
【告知】12月17日開催「東日本大震災・原子力災害伝承館/とみおかアーカイブ・ミュージアム」日帰り見学ツアー
NPO法人ふくしま30年プロジェクトは2022年12月17日(土)に、「東日本大震災・原子力災害伝承館」及び「とみおかアーカイブ・ミュージア…
【告知】オンラインセミナー「原発事故とジェンダー 誰が事故の被害を語ることができるのか」
下記リンク先では、地域の声を把握するためには世帯単位の「戸」ではなく、個人単位の「個」へのアンケートの必要性についての論考が述べられています…