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苦しみの中で生きる人
ここにいると
色んな人と関わり
多様な意見を聞く
放射能の問題はかなり大きい出来事だったに間違いはないけれど
ときどき
かつての戦争やいまも世界中の非常に悲しい出来事と比べてしまう
産地を選んで、つまりフードマイレージをかけて食品を購入する
日本の水道は世界でも類をみないほど綺麗(塩素はやばいが)だけど、水まで買い
休みの日には、放射能を避けるために何百万円もする車に乗って保養をする
なにかと比較して良いとか悪いとか
幸せとか不幸とか
なんがなんだかわからない
保養に行くなとも、水を買うなとも言わないが
今、幸せ
と、思うことができなければ
本当の幸せや心の安定が得られないと思うし
大事な免疫力も下がってしまう
なにより
自分の人生を生きることができない
そんなこと言っているわたしも
かつては
第一原発原発の爆発以降
行政や学校にどれほど怒りをぶちまけたことか
みんな大変な中で
自分にやれるべきことをやってきたのだ
そして少しづつ消化してきた
2年が過ぎ
次のステージに突入したように思う
話す人々が違う問題を口にする
言葉にまだ出ない
絞り出す途中の人もいる
遠くに住んでいる人達にはわからないと思う
でも、わかる努力をしてもらいたいと
私たちは思ってしまうのである
ちなみに、私はいま とても しあわせ である
e えみこ