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祭りの日に
夕方に川俣町の避難指示解除準備区域で除染をやっているという方が測定所に立ち寄って話をしていった。
国直轄の除染区域で作業しているのでWBCの測定に興味があったようだ。WBCはJヴィレッジでも受けた事があると話していた。
除染の担当区域は空間線量が1mで4μSv/hのところもあるそうで、まだまだ高いようだ。ホットスポットになっているところの表土を30cm掘っても思ったほど下がらない。作業後にある程度の時間が経つと、また線量が上がり始めるといった話をしてくれた。そして、あの辺りは一軒あたりの面積が広いのでなかなか仕事が進まないということ、このままでは予定している期間までには終了しないだろうというのが実感だそうだ。
実際、福島市の中心部の住宅の除染が進められているのを毎日見ているが、そのような所と比較すると郊外の昔からの家などは土地が広いし、そういうところはどれくらいかかるのだろうと思っていたところだったので納得の話だった。
現場の人の話は、こちらが予想している事とほぼ同じだった。無理筋の話を強引に進めているという事が確認できた。
今日は「山車フェスタ2014」というお祭りがあったが、そのハレの裏側にあるもう一つ現実の話を聞いた日だった。
河北新報 2014年05月28日に川俣町山木屋地区の除染の記事がありました。
また、魚拓も併記しておきます。
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