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常磐自動車道へ行ってきました

8月に入り、まとまった時間を確保できたので、ホットスポットファインダーを自動車に積みこんで県北地域と浜通りを走ってみました。
助手席にセットして、センサーの位置を1mに固定。走行しながらの測定になるので徒歩による測定の時のような詳細な測定とはいかないこと、車の遮蔽効果で車外より数値は多少低くなる点はありますが、おおまかな傾向を把握する事はできます。
最初は福島市の中心部から国道115号を西に走り、土湯峠を抜けて猪苗代へと向かいました。西道路から115号に出て走ると、ほぼ0.05マイクロシーベルト(毎時)で、猪苗代湖まで同じくらいの線量が続きました。ところが、福島市東部では100メートル毎に0.08マイクロシーベルトから0.25マイクロシーベルトが混在する地域があり、除染が終わったといっても線量が一様に低くなっていないことが分かります。これらの地域は、ホットスポットファインダーによる詳細な測定の必要性を感じました。
その後、115号線を東に相馬市へと向かいました。こちらは山の中に入っていくと0.1マイクロシーベルト以下にはならず、標高が高い地域では線量も一番高い値となりました。山を下りるに従い線量は下がり、0.1マイクロシーベルトを切り、数値も変動がみられません。相馬市西部の線量の分布は、福島市西部と似た傾向でした。
次に。平成27年3月に全面開通した常磐自動道の空間線量、道路環境がどうなのかを確認するため、福島市から国道114号を抜け南相馬市へ出て、そこから常磐自動道(高速道路)で東京まで向かいました。川俣町内は福島市内より空間線量が低く、0.1マイクロシーベルトを超えることはないままでしたが、飯舘村に入ると徐々に線量が上がっていきます。走っていてやるせない気持ちにさせられたのは雑草が伸び放題になっている風景でした。これは、1月に国道6号を走り、沿道沿いの双葉町や大熊町の風景を見た時にも同様に感じましたが、人が数年住まないだけで地域や農業が荒廃することを実感させられました。
飯館から山を下りるにしたがって線量が下がり、南相馬市街地に入ると0.1マイクロシーベルトを切りました。そのまま、南相馬インターチェンジから常磐自動車道に入りいわき市へと向かいました。インターチェンジでは、常磐自動車道に数カ所設置されているモニタリングポストの現時点での空間線量が確認できます。最高値は4.9マイクロシーベルトとなっていました。走行中のホットスポットファインダーでの最高値(20秒間の平均)は1.43マイクロシーベルトでした。

HSF_01

いわきまでの区間は基本片道1車線です。この区間で交通事故や、渋滞が発生した場合はどうするのでしょうか。今年開通した箇所は事故が収束していない東京電力福島第一原子力発電所の近辺です。高い空間線量の地域を一般に通行可能としているだけでおかしいのですが、安全面での担保を確保せずにギリギリのところでやるという国の姿勢には疑問を感じます。事故から4年が経過し、福島市では除染作業でさえ日常となり、すべてが事故前と変わりない日々がみられています。しかし、足を伸ばせば、まだまだ非日常の風景があります。それを再確認した夏でした。

(あべひろみ)

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