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食べもの以外の支援
例年、この季節は子供たちが落ち葉、松ぼっくりやどんぐりを拾って、それらを使いおもちゃや人形を作って遊んだりしています。
しかし昨年の事故があって、地面の上にあるそれらの物に安心して触れる事が出来なくなりました。
そんな訳で福島へは支援として食べもの以外の物も送られてきています。
左の写真の松ぼっくりは大阪の支援団体から送っていただいた物です。 これ以外にも木の実や落ち葉などが他の地域から送られてきています。 それらは福島市にある幼稚園や小学校、学童保育に届けられました。
小学校では、一年生の図工で木の実を使うそうで 小さな子を持つ先生は、安全な木の実を探していたのでうれしいと、とってもモチベーションがあがったそうです。
木の実や松ぼっくりの一部をCRMS福島でも頂きました。
それらを使ってこんな感じでリースを作ったり、どんぐりを飾っています。
そんな中、今度は長崎県から木の実や落ち葉が届きました。
長崎県長崎市神浦北大中尾にある「ながさき県民の森」での採取だそうです。
さて、福島の落ち葉と比較してみようという事で送っていただいた中で銀杏の葉を測定してみました。
例によって量がないので70ml容器を使っての測定です。
Ge半導体検出器で54000秒(15時間)測定してみました。
Cs-134 ND(<3.42Bq/kg)
Cs-137 ND(<3.55Bq/kg)
セシウム両各種とも不検出、そしてスペクトルにもピークは見えません。
当たり前と言えば当たり前なのですが、これで安心して配る事が出来ます。
(あべひろみ)
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