ゲルマニウム半導体検出器コース

ゲルマニウム半導体検出器　 Princeton Gamma-Tech 社製
平成2年度版文部科学省マニュアルおよび平成4年度同指針（追補版）に準拠した定量分析

NaIと比べると感度は低いのですが分解能が高いため、検出限界値の低い高精度な測定が可能です。
セシウムに掛かってくる天然各種の影響も除外できるため、水の測定はゲルマニウム半導体検出器のみの対応となります。
また、少量の容器での測定も可能ですので自家菜園の採取物や流通品の測定をご希望の方はこちらのコースをお勧めします。

ゲルマニウム半導体検出器のスペクトル画面では分解能の高さから塊ではなく線のように表示されるためセシウムがあるかどうかが分かりやすくなります。
数値が低い測定の場合もセシウムの領域がはっきりしているので検出しやすくなります。

スペクトルグラフの見方

グラフの縦軸が検出器に放射線が当たった回数のカウント値を表しています。横軸はエネルギーの値で、単位はkeV(キロエレクトロンボルト)です。放射線は固有のエネルギー値のところで出ていますので、セシウム137がある場合はグラフの横軸の661keVのところで縦に棒が伸びていきます。これら縦に伸びた棒をピークと呼び、「ピークがあるので検出された」と言います。逆に検出されない場合は、カウント値が伸びませんので周囲と同じようになり、飛びぬけた棒はできません。
この測定で検出された放射性核種はセシウム137と銀110mとカリウム40です。このグラフで文字が付記されているところが検出されたということを表しています。

※ゲルマニウム半導体検出器による食品・水の測定を申し込まれる方は、申し込みフォーム(もしくは申込書)での選択をしてください。
※検体の郵送による測定をご希望のかたは、申し込み時にその旨を明記して下さい。
郵送方法については下記のとおりとなりますが疑問がございましたら担当の者にご相談下さい。
・基本としまして、米や乾燥した物、ペットボトルに入れた水は普通の郵送での受け付け、野菜等の生ものはクール便での受付になります。
※ 野菜等のマリネリ容器に詰めるのに下処理が必要な物はみじん切りにしていただいてから
こちらに送っていただきます。
※郵送代については着払いとして基本料金に含みましてこちらで負担いたします。
※郵送で複数検体を申し込まれる方は1.000円づつ引かせていただきます。
※すぐに結果が知りたい方には測定結果報告書をメールに添付してお送りいたします。
書面での結果報告書は追って郵送いたしますので少々お待ち下さい。
※測定後の検体は基本としてこちらから返送(当方負担)いたします。

郵送についての測定の場合は事前に料金の振り込みを完了させて下さい。

振込先

1.東邦銀行

2.ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行からのお振り込みの場合

他の金融機関からゆうちょ銀行への振込の場合