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ゲルマニウム半導体検出器購入のための寄附のお願い
ふくしま30年プロジェクトの活動は、東京電力福島第一原子力発電所の事故後、環境中に放出された放射性物質と、それにともなう健康被害の発生に対して危機感を持つ市民が集まり、自らの手で放射能測定を行ない、情報を公開、共有するところからはじまりました。
そして、「独立性」「自立性」「公開性」「公平性」を理念として、福島第一原発事故で環境中に拡散した放射性物質による健康被害を最小限に食い止めるための放射能汚染の検査体制を確立・整備する。非営利組織として、セシウム137の半減期である30年間の放射能の動きを監視し、また、福島での暮らしを回復するための震災の教訓や記憶を継承するために、学びの場を提供する。これらを掲げて、10年近く活動を継続してきました。
今年度、弊法人ではヤフオク!やメルカリといったネットの個人売買で取引される山菜や野生キノコを測定しました。結果、食品の基準値1キログラムあたり100ベクレルを超えるものが多数見つかり、それらは随時福島市保健所に通報していきました。通報により行政が対処した一例として、11月9日付で宮城県が気仙沼市へ出した出荷自粛要請があります。また、厚労省は10月19日付でオークションンサイトやフリマサイトで農産物を販売するユーザーや運営会社に対して、出荷規制のかかった食品の出品についての注意喚起をサイトに掲載し通達しました。
これら弊法人の活動を支えてきたのは、放射能を精密に測定するためのゲルマニウム半導体検出器があればこそでした。そのゲルマニウム半導体検出器は、未来の福島こども基金などの支援を受けて購入したものですが、2014年秋から動作不安定になっていたところ、12月上旬についに故障してしまいました。代理店からは故障の原因が根深いため、修理には製造元のアメリカに戻さなければならないとの報告がありました。
幸い、代理店の好意で代替機を貸してもらうことができ、現在までそのゲルマを使用して測定を継続してきました。しかし、今年2月13日深夜に起こった震度6弱(福島市)の地震によって、遮蔽用の鉛がズレ、検出器のロッド部分を圧迫し凹ませることになりました。
いつまでも代替機を使用しているのは団体として不味いと考えていたところに起きた地震と、それとタイミングを同じくして代理店から新たに中古のゲルマがあるという情報が知らされました。購入する際には、整備費や運搬費を含め100万円ほどかかるということを聞き、それらを含め理事会で検討した結果、購入する方向でいくことにしました。
ただ、現在の弊法人の財政状況からは全額を支出するのが難しいのも事実です。つきましては、弊法人の活動の社会的意義と財政状況をご理解いただき、放射能測定活動が維持できますよう、ご支援をお願い申し上げます。
期間:2021年3月 31日(水)まで
目標 : 100万円
* ふくしま30年プロジェクトへの寄附は、確定申告時の寄附控除の対象です。
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— ふくしま30年プロジェクト (@info_fukushima) December 15, 2019
<ご寄附お振込先>
1.東邦銀行
【店名】 本店営業部
【店番号】 101
【預金種目】 普通預金
【口座番号】 3738380
【名義】 NPO法人ふくしま30年プロジェクト 理事長佐原真紀
2.ゆうちょ銀行(普通)
【記号】 18270
【番号】 30515131
【口座名義】 トクヒ)フクシマサンジュウネンプロジェクト
3.ゆうちょ銀行(当座)
【番号】 02240-4-138381
【口座名義】 NPO法人 ふくしま30年プロジェクト
4.PayPalを利用してのクレジット決済
下記、リンク先PayPalを利用してのクレジット決済が行えます。
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