福島県が、「東京2020オリンピック聖火リレールートにおける環境放射能モニタリング結果情報」で公開しているデータを使って、Google Earth Studioで動画の作成と、Google Mapにプロットして空間放射線量マップの作成を行いました。
また、作成した動画やマップは、朝日新聞の記事で、
『環境省が除染の実施を自治体と協議する目安とする0・23マイクロシーベルトを上回ったのは、車道が計178地点(郡山市が87地点、福島市が56地点、大熊町が21地点など)、沿道は計587地点(飯舘村が199地点、福島市が101地点、郡山市が78地点など)だった』
という一節があったことから、福島県内の中心都市であり、その上で除染目安の地点が多かった郡山市としました。
以前から、郡山市の中心部の空間線量が高めであることは言われていましたが、今回は行政自らが詳細な測定を行ってデータを公開してくれたことで、それを広く示せるようになりました。
福島)聖火リレールート「問題なし」 モニタリング結果:朝日新聞デジタル https://t.co/HBxJXIgsVq
— ふくしま30年プロジェクト (@info_fukushima) January 22, 2020
福島県は、
『調査した2万4436地点のうち約3%にあたる765地点が除染の目安となる数値を上回ったが、リレーは短時間のため、県は「開催に問題ない」との見解を示した(同、朝日新聞記事より)』
と短時間を言い訳にしてリレー開催にあたって除染を行なわいとしています。
しかし、自治体としての郡山市は、今回の測定地域が市民の生活環境だということを念頭にして、今後の除染対応を検討してもらいたいと思います。
Google Mapは、マップ画面上部にある「航空写真」ボタンをクリックしてズームインをすると、疑似3Dモードが使用できます。地図を90度ごとに回転させることで、任意の測定ポイントを見やすい位置に変更することができます。
また、スマートフォンで閲覧の場合は、画面の大きさに制限があるため快適に閲覧することができません。
その際は、こちらのスマートフォン版をご利用ください。
【測定条件】
地面から1メートル高の空間線量率(単位:μSv/h)
モニタリング調査日 2019年12月18日(水曜日)~12月24日(火曜日)
[ 福島県公開の測定データより ]