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野生のきのこ

南相馬市の自家消費の食品等放射能簡易分析結果 平成26年9月分より「きのこ」について

ここの9月22日のブログ記事で福島市の9月分の持ち込み食品放射能測定の結果を元に「きのこ」に絞って表を作成しました。そして、南相馬市で発表された9月の持ち込み測定では、それよりも高い数値が検出されていたので、早速そちらも表とマップを作成しました。
福島市での最高値はショウゲンジの44,593 Bq/kgでしたが、南相馬市ではマツタケが倍以上の102,900 Bq/kg検出されています。このマツタケは原町区横川で採取されたのですが、他にも同じ地区から28,240 Bq/kg、17,056 Bq/kgのマツタケが検出されています。
また、基準値超件数ときのこの測定件数を比較すると、ほとんどが基準値超になっています。セシウムの最高値しか発表されていませんので、他の基準値超のきのこがどれくらいなのか分かりませんが、こうなると他もそれなりの数値ではないかと思われます。
人の手のかかった農作物は低い数値になりましたが、野生の物はこれからも高い数値が検出されるでしょう。ベラルーシでは事故から10年が経過し、測定をしなくなってから野生のきのこ、ベリーを食べて、再びホールボディカウンターで数値が上がっていったそうです。
日本でも山から採ってきた山菜、野生のきのこを食べるという田舎の文化があるのですから、ベラルーシを教訓にして、それらを測定してから食べるという習慣を根づかせなければならないでしょう。

南相馬市 自家消費の食品等放射能簡易分析結果 平成26年9月分より基準値超抜粋

No 施設名 測定件数 Cs検出件数 基準値超件数 きのこ測定件数 検出Cs最大値
(Bq/kg)
採取地
1 石神生涯学習センター 90 49 14 15 イノハナ
4,870
小高区
小屋木
2 太田生涯学習センター 38 16 5 3 イノハナ
3,173
原町区
矢川原
3 大甕生涯学習センター 31 16 2 4 イノハナ
2,094
原町区
北原
4 高平生涯学習センター 43 19 4 4 イノハナ
6,160
原町区
上北高平
5 原町生涯学習センター 15 10 3 1 マツタケ
28,240
原町区
横川
6 ひがし
生涯学習センター
21 7 1 1 マツタケ
102,900
原町区
横川
7 ひばり
生涯学習センター
166 66 20 20 マツタケ
17,056
原町区
横川
8 鹿島生涯学習センター 68 28 12 14 イノハナ
14,140
小高区
金谷
9 小高区役所 11 7 0 ミョウガ
85
小高区
福岡


 

 

(あべひろみ)

 

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